ジャン

前期のPCについて、
再登場の話があったり無かったりで自分のために補足と復習。

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目がさめればそこは見知らぬ孤島だった。
顔の上で斜めにぼやける視界。
何を思うより先に曲がった眼鏡を治せば、青く茂る枝葉の隙間からのぞく青い空。
背中ごしのやわらかい草の感触。
日に透ける手を翳して一度手を握って開いてから、彼はゆっくりと呼吸した。

顔の直ぐ横にある気配に視線を向ければ、
こちらを不思議そうに見上げる小さな瞳。
よく見れば潤んでいるのだろうか、
それとももともと濡れた瞳を持っているのだろうか。

恐る恐る手を伸ばしてそっと頭を撫でたら
気持ちよさそうに瞳が瞬いたから、彼と彼女は共に行く事にした。

――The Lost of Alive――

a phantom of thorns

【プロフィール】
名前：ジャン=H=ラドクリフ
愛称：ジャン
種族：人
性別：男
年齢：20代半ば
守護：英雄オリフェンドール

ひょろりとした痩躯の青年。
魔導師のような出で立ちの割に、頑丈で力任せな前衛タイプ。
いつからこの島にいるのか、本人すら自覚はない。

 【モブ】
キャサリン
小ぶりなピンク色のワニ。
ジャンの頭の上にいつも乗っかっているが、
時折ふらふらとどこかへ行ってしまう。



【戦闘】
本人曰く、魔術。魔術っていったら魔術。
だって本に魔術って書いてあるんだもん。
しかしてその実体は分厚い本による打撃、
及びキャサリンによる物理的攻撃。

拾った魔道書の中身をそのまま実践しているようだが…

魔術体系第56巻の38章...『魔術のコツは手首のスナップにあり』
詠唱をしながら本を魔術を振るう事によって肺活量も鍛える事が可能なのである。

魔術体系第666巻の666章...『タメ技を覚えよ』
途切れる事なく詠唱をしながら魔術を振るう事によって物理的破壊が可能である。

書かれている事自体がどうにもこうにも。
カバーを外すとトンデモ本が出てくる可能性高し。

【性格】
記憶喪失が関係しているのか元々なのかはさておき、
知性的な容貌に反して知能は低い。
何事もすぐ鵜呑みにしあまり疑うという事をしない。
（PTメンバーのアイキナに関しては多少学習したようだ）
本人は皮肉を利かせたつもりでも、単なる薮蛇発言も多々あり。
眼鏡とキャサリンをよく見失うも、頭に乗っているだけだったりする。

【あらすじ？】
目が覚めるとそこは孤島。
いつからそこにいるのか、何故ここにいるのか、
何一つ思い出せないまま青年は目覚める。
唯一覚えているのは傍らのピンクのワニの名だけ。
深く考えず青年は彼女と共に探索をする事にした。

彼は時々夢を見る。それは誰の夢なのか、
自分に向けて伸ばされる手、冷ややかな赤い瞳、
指の隙間から見える顔は、まぎれも無く自分のものだった。

やはり青年は深く考えず、ほんの少し首を傾げるだけ。
行動を共にするものたちと遺跡を探索する日々は続き、
記憶が戻らなくともそれなりに楽しく過ごしていたのだが……

遺跡は一度、閉ざされる事になる。
仲間は外へ出たのだろうか、
ひとりはぐれた青年の前に立ちはだかるのはゴーレム。
彼は中指で眼鏡を押し上げると、本を手に振りかぶって――